助産師として働きたい場合には、国家資格として認められている助産師の免許を取得することが必須になっています。助産師の資格は看護師の上位資格として位置づけられていて、看護師の資格を持っている人でなければ受験する資格はありません。
看護師ならすぐに資格を取れるというわけでもなく、助産師として責任をもって業務に従事できるようになるための知識と技術の習得が求められます。国が定める指定教育機関で勉強しなければ国家試験を受けることができない仕組みになっているため、看護師の免許を取った後でまた学校に通う必要があるのです。
助産師になるための教育を受けられるのは助産師専門職を教育している大学院、大学の助産学専攻科、助産師の専門学校が代表的なものです。短期大学でもカリキュラムが用意されているほか、助産課程が設けられている大学の別課程に進学するという方法でも教育を受けることができます。
勉強が必要になる期間としてはすでに看護師の資格を持っているのであれば1年または2年で必要な単位を取得し、卒業できれば国家試験を受験することが可能です。
助産師の国家試験は毎年受けられるようになっていて、一定以上の点数を取得できれば免許をもらえる仕組みになっています。専門学校では受験対策のための講座を設けていることが多く、専門学校に通った人だけでなく大学や短大で受験資格を手に入れた人も専門学校で学んで受験対策をしていることがしばしばあります。